自然道傳説

全ては、かけがえのない自然のために、ともに生きる生きものたちのために・・・。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

CICADAから

月末になると色々なところから会報が届いてきます。
その中から、日本セミの会会報・CICADAです。

DSCF12653.jpg

(写真中の右上には住所や電話など書いてありますので、意図的に隠してあります)

おそらく日本国内でセミ君専門で活動している団体と言ったら、ここしかないでしょう。

実はうちの昆虫道の中で何がと言われたら、以下の通りです。
1位:蝶類
2位:セミ類
3位:蜘蛛類
となるでしょうか。
トンボ君、バッタ君や蛾類ももちろん好きなのですが、あえてあげるとしたら上の通りです。

ただ、ご存じの通り、セミ君は夏の間だけ、長い間地中で時を過ごし、出てきたかと思ったら、数週間の生命、全く神秘で不思議、その生態には大変に興味の尽きない種類であるといえます。

この数週間という短い時間はもちろん種の保存のためだけの時間であり、その後を左右する大変に重要な時期でもあります。

記事の中の事を詳しく書くわけには行きませんが、大変に気になった事がありました。

それは「セミカビ」という物で、地表近くに生存して、セミ君の幼虫が地表に出るときに感染するとの事です。

記事では特定の種類にしか感染していないとのことですが、感染した個体からさらに別の個体にも感染すると言うのがまた恐ろしいことです。

カビはどこにでも存在します。
特に気候、温度条件によっては大量に増殖するでしょうから、特にセミ君の幼虫が地表に出てくるときなどは大変に危険であると考えられます。

これに感染すると、もちろんカビですから身体を浸食していきます。
そして、悪いことにはこれに感染すると生殖器を破壊してしまうそうです。

それは何を意味するかと言えば、種の保存が不可能→絶滅の危機と言うことになり、大変に危惧されるべき事ではないかと思われます。

これはこの記事の中で調査された特定地域の特定種だけでなく、別の地域、種でも十分に考えられることで、これからの動向を見守っていきたいところです。

追記:その後の事ですが、10月23日に掲載した「丹沢だより」で気に入らない題名であると書いた「世界遺産をシカが喰う~シカと森の生態学~」と言う書籍ですが、出版元の文一総合出版へと直接注文をしました。
その内容を読まなければわかりませんので、本屋さんで探そうと思ったのですが、時間もないですし、丁度定期購読(BIRDER)をしている出版社ですので、直接の方が便利、先週末に注文しました。
拝見出来るのも、もう少しと言うところ、楽しみです。
スポンサーサイト
  1. 2006/10/30(月) 01:14:20|
  2. 所属団体会報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

宣戦布告です。動物実験について

先日、ある機会があって、動物実験の事について目にしました。

この動物実験、一般人には全く気にもしなければ、実生活で殆ど意識をしていないことです。

かく言う、うちもつい先日まではそうでした。

最近は野鳥関係から始まり、全国各地の自然保護、環境保護を推進する団体に入会、支援を進めていますが、ここでもう一つ何かが足りないと思っていました。

それは生き物たち全般、動物たちのことです。

それを考えるきっかけになったのが、この動物実験の事です。

何と1年間にこの日本だけでも医学のため、安全性の確認やらで2000万もの動物たちが実験に使われ、尊い生命を奪われて、さらには使い捨てにされています。

一体この数字は何を物語っているのでしょうか。
1日に直すと55000、想像も付かないほどの数です。

そこから実態はどうなのか、色々と調べてみました。

ここ昨今、動物愛護法改正に伴い、この動物実験に関しても色々と議論をされているようですが、全く進展があるとは思えません。

世界各国を見ても厳しい規制や法律が存在します。
しかしながら、この日本ではそのようなものが存在はしても全く無意味、行政も後ろ足、こんな事で先進国と言えるのでしょうか。
全くとんでもない先進国もあったものです。
全く世界各国から見ても現在の状況は先進国として大変に恥ずべきことです。

それにうちがいつも思うのは、人間ほどどうしようもない生き物はこの世に存在しないと言うことです。
うちもその人間の1人ですが、地球の生き物全体から考えるならば、これほどとんでもない、ふざけた種はないでしょう。

それはさておき、本論に戻しますと、この動物実験、想像も付かない数もさることながら、どのように実施されるのか、その方法、その後の方法、一切は全て闇の中です。

現在の医学の発展はこういったことで、犠牲になった生き物たちの上に成り立っていると言っても過言ではなく、またその恩恵にもあずかるところではないかと考え、それは確かに認めるべき事です。

しかし、その実験の不透明さは一体何なのでしょうか。

1,実験の不透明さ
  動物実験に関して、そのおびただしい数も全く理解できないが、それ以上に何の目的でどれだけ、またどういう方法で実験がされているのか、全く闇の中であること。

2,実験には大変な苦痛を伴う事
  この地にいる全ての生き物たちは同じく一つの生命、痛み、苦痛を伴わない生き物はいない。
どこかの実験者で「動物は苦痛を伴わない」と断言した学者がいたそうだが、全くとんでもない話である。

生き物の生命の尊厳を一体なんだと思っているのか、こんな奴らが医学界の発展に寄与しているのかと思うと腹立たしくなってきさえする。

動物実験は犬、ネコ、よく知られるものではモルモットなどまだまだ多くありますが、その実験は大変に過酷でいわば、大変に残虐です。生き物たちは大変想像を絶する苦痛に耐えながら、笑うことも出来ず、喜びもなく、短い一生を終えていくのです。

そんなことが人間として考えて想像ができますか。

うちの考えから言わせてもらうなら、いくら医学の発展、人類の健康への寄与のためとはいえ、これだけ医学が発展し、科学が進歩した現在、未だに昔と同じ方法で生き物を虐待し続けている意味がどこにあるのか、全く疑問です。

こんな事をやっている実験者の奴らをうちと同じ人間だなどとは全く思っていませんが、やはり残念、遺憾なことに人間なのです。

これは人間として、それ以前の倫理上の問題です。

3,無意味な実験の多さ
  動物実験が確実に必要というものももちろんあるでしょう。そこまで否定しようとは思えませんが、中にはそれ以外にとんでもない事が聞こえてきます。

まずは医学生の研修による生体の解剖、こんなものはいくらでも代替出来ることですし、生命の尊厳を教えなくてはならない中、逆効果も甚だしい。

仮に解剖をするとして、不慣れな医学生では麻酔も何もわからず、生き物たちはそれこそ想像を絶する苦痛を伴う。

たかが一つのことを証明するためにどれだけ失敗を重ねてどれだけ無意味なことをやっているのかをよく考えてほしいものです。

4,食物の毒味までも
医学のためだけではなく、我々が食べようとする食物の事前の安全性の確認にまで尊い命が犠牲になっています。

今の世の中、成分を分析すればわかる事で、わざわざ生き物たちに毒味をさせ、命を結果的に奪うなどと言うことは全く許されることではありません。

5,新薬開発
新薬開発に関して触れているところはなく、想像でしかありませんが、これも想像を絶することは言うまでもありません。
  
新薬のためにどれだけの尊い命を犠牲にすれば気が済むのか、全く理解の出来ないことです。


6,代替法をつかわない
この動物実験に関して、現在では代替法(生体を使わないで実験をする)も多くあるはずだが、どうしてか、その代替法を使わないで未だに生体実験を繰り返している。

その背景には実験予算の関係、生体実験の方がいわば結論も出ることも早く、手っ取り早いと言うことがあげられるかと思われる。

しかし、そんな金だかかる時間だなどのために尊い生命を犠牲にして良いのだろうか。

全くこれも理解に苦しむところである。

まだまだ色々なことがありますが、ここ数日で得た知識から思ったことを書いていますので、まだまだとんでもないことは多くあるでしょう。

要するに動物実験の必要性を全く否定はしないが、出来るだけ別の方法で済むように、尊い生命を無駄にしない方向に持って行く努力をすべきである。

現在の全ての実験者は見る限り、その努力をしているとは到底思えない。いやそんなことは考えていないだろうと思われる。

もはや血の通った人間ではない。
血の通った人間にそんな事が日常、平気な顔をして出来ますか。

あと、動物実験に付随して、まだ色々とあります。
我々が普段食べているものも尊い生命が犠牲になっていると言うことです。

ただ、その最低限にしておけば良いものを人間はさらに欲求を満たしたいがために尊い生命を己の欲求のために奪い続けています。
人間ほどどうしようもない生き物はいないと書いたのはそのことです。

①毛皮や革製品など
まずは毛皮や皮製品、まだまだあるでしょう。
それは一体どこから来ているのですか。
紛れもなく、生き物たちの大切な身体の一部です。
それを欲求を満たしたいがために、生命を奪うなどこれほどとんでもないことはありません。


②健康食品
健康食品の中には生き物たちの肝とか何だとか言うものが存在します。
食用としての死体から採取しているのなら、まだ許せる範囲かもしれません。

ただ、驚いたのは熊胆とか言うものです。
これは書いて字のごとく、熊の肝ですが、これも想像を絶する大変な虐待があります。

こんなものを採取したいがために熊は生きたまま、腹に穴を開けられて、生きたまま胆汁を搾り取られるのです。
大変な苦痛の中、熊はそれだけのために短い一生を終えるのです。

これが血の通った人間のやることですか。
全くもって信じられません。

どれも信じがたいことですが、全ては現実に行われていることです。

まだまだ書きたいことは山ほどあります。

ここで我々と同じく生きている生き物たちの事を考えてみてほしいのです。
この医学の発展、生体の解明などという理論を盾にして、無意味に多くの生き物たちの尊い生命を奪い続けている動物実験について考えてほしいと思います。

実験者は「生命の尊厳を持って」などと書いて、また言っていますが、日常のことになり、そんなことは思っていないでしょうし、でたらめも良いところです。
こういう人間が人間として倫理を持っているとはとても思えませんし、同じ人間の血が通っているとは到底思えません。

また、人間の欲求ほど罪悪な事はありません。

そんなに健康になりたいですか、そんなに肌を綺麗にしたいですか、またそんなに高価なものがほしいのですか。

こんな下らない人間の欲求のためにどれほどの尊い生命が奪われているのか、よく考えてほしいことです。

そして、行政はこの問題について、積極的に取り組むべきです。
①不透明な実態を公開、情報開示させる。
②実験施設を第3者によって視察させ、改善点を提案させる。
③実験施設の内部的な規定に任せる現在を脱して、行政が監視する。
④抜き打ち査察をする。第3者もそれに加える。
⑤行政が補助金を出し惜しまない。代替法を先行させる。
⑥悪質な実験者はいわば、動物虐待で処罰する。
⑦目的、数、方法、その他全てを明確化させる。

と言うことを確実に盛り込んだ立法が急務です。

動物実験、これは法律で言う、立派な「動物虐待」と全く同じ事です。
その実験者によって、その生き物たちは大変な苦痛を継続的に強いられ、生命を奪われるのです。
そして、捨てられるのです。
これが「動物虐待」以外の何なのでしょうか。
先にも書きましたが、こういった事をやっている実験者が血の通った人間とは到底思えませんが、全ては法律で言う「犯罪者」、また虐待者なのです。
それより前に完全なる精神異常者なのかもしれません。

かなり文章が長くなってしまいました。

まずは宣戦布告の第1回目として、「日本生理学会」に上記と同様のことを記したメールを送りました。

もちろん、自分の住所、実名、電話番号も明記してあります。

これから、色々な機関があるかと思いますが、そう言ったところにもメールでもちろん全て自分の住所、名前、電話番号入りでメールを送り、その対応を見て、行動していきたいと考えています。
まあ、無視されるのが落ちでしょうが、根気よくやっていきたいと考えています。

最後に生き物たちの尊い生命は人間の身勝手や虚栄で奪ったり、左右してはならないのです。
これがうちの考え方の大原則です。

そして、うちの主義ですが5年くらい前から徹底して実行していることです。
Ⅰ、肉類、魚類などの生物は一切食さない。
Ⅱ、家に殺虫剤は置きません。全ての生き物と共存します。
Ⅲ、生き物を捕ったりすることは一切しません。

うちはいわゆる無信教です。
宗教上の理由もなければ、単なる個人の考え、見解です。

また、誤解してほしくないのは単なる感情論でものを言っているつもりはないと言うことです。

人間として当たり前のこと、いやこの地球で生きている生き物としては当然のことです。
  1. 2006/10/28(土) 01:00:49|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

自然科学のとびらから

今日は日本野鳥の会埼玉県支部、神奈川支部、国立科学博物館友の会、神奈川県立生命の星・地球博物館友の会、そして、鶴見川流域ネットワーキングの5つの団体から会報が届きました。

その中から、神奈川県立生命の星・地球博物館友の会の会報「自然科学のとびら」からです。

DSCF12633.jpg



表紙は大磯の海水を飲みに来る、アオバト君のお写真です。

そう言えば、今年はアオバト君に会いに行く予定はしていたものの、会いに行っていなかったなあと思い出しました。

特に夏の暑い頃の事ですから、確か仕事がにわかに忙しくなって予定が取れなくなったのです。

去年の夏に初めて行って、アオバト君たちが次々に飛んできて、海水を飲んでは、次々に山に戻っていく姿をつい先日のように思い出します。

その日はウミウ君が1羽、岩礁に佇んでいたことと昼頃に帰ろうと思ったが、やはりあきらめきれずいたら、夏のカンムリカイツブリ君に会えたりと大変に有意義な1日でした。

来年こそは少なくとも数回は行きたいところです。

さて、この会報博物館系の会報ですが、博物館系の会報でいつもすばらしいと感じるのは、「研究報告」や「調査報告」また論文などが必ずいくつか掲載されていることです。

特に生き物たちに関する論文や報告は大変に有益で写真を撮るだけのみならず、様々な好奇心を誘ってくれる源でもあります。 
  1. 2006/10/24(火) 23:53:23|
  2. 所属団体会報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

丹沢だよりから

ここのところ、毎日のように色々なところから会報、お知らせなどが届きます。
所属、入会、支援する団体もいつの間にか、83団体にもなりました。

各々の団体のすばらしい会報を全て載せていきたいのですが、なかなか読むのもまとめてで考察する時間がない状況です。

今日はNPO法人・丹沢自然保護協会から会報のNo.434号が届きました。

DSCF1258t.jpg



表紙を見るといきなり、オオツルイタドリ君のお写真、文献「神奈川県植物誌」によるとタデ科イタドリ属、神奈川県内では大変に希少で1993年に津久井町で採取された記録しか載っていません。

別に絶滅危惧種と言う記載もないのですが、この活動している丹沢で見つかったと言うことは大変に重要なことではないかと思います。

果たして、このお写真を見て、そのままいつものイタドリ君か、で終わってしまうのか、一歩踏み込むかで大きな違いがあります。

繰り返し、大変に貴重なお写真だと思いました。

さて、表紙のお写真の事で長くなってしまいました。
記事は活動関係の報告、お知らせなどが主ですが、その中で書籍の紹介がありました。

書籍の題名が「世界遺産をシカが喰う~シカと森の生態学~」となっています。

最初この題名を見たとき、一体何だろうかと思いました。
ここ昨今、シカ君の増加で森林系の樹木などが多く食べられて被害が出ていると、これはあちらこちらで耳にする話です。

しかし、「被害」とはそもそも一体何なのでしょうか?
自然生態系を無視して、人間が勝手にそう言っていることであるならば、全くの論外ですし、被害と言う言葉は不適切です。

紹介の中ではシカ君の「世界遺産地域への進出と森林生態系への圧力」という言葉が見えます。

ただこの本をまだ手にして読んでいないですし、題名からと短い紹介文だけからですから、詳しいことまではわかりません。
近いうちに、この本を購入して、どんなことが書いてあるのか、よく見てみたいと考えました。

そもそも、このシカ君たちの生態系を壊したのは、もちろん人間以外の何者でもありません。
森林を開発という名で破壊し続けて、彼らの住む場所を奪い続けて来たのです。

それを今になって、今度は増えすぎたと言って邪魔者扱いをしているとは何事でしょうか?

確かにシカ君が増えることによって、森林生態系は変わり、中には絶滅の危機に陥る、もしくは悪ければ絶滅する種もいるかもしれません。

ただ、これは自然生態系の当然の営みであって、人間が手を入れるべき問題ではありません。

ここの紹介に書いてあることに「子孫維持のために拡散と食種転換を進めている」とあるのですが、これはより高い知恵のあるものが存続しうる事を意味し、どこの世界でも共通のことです。

生き物は様々な知恵を使い、種の存続を図っています。
この中で少しでも高度な知恵を持っているものが生き残っていくのが、またこの大自然の掟でもあるかと思います。

もう一つに「林道開発の効果は絶大で、移動がたやすくなる」とも書いてあります。
前の「子孫維持のための拡散」がこれによってさらに広範囲になってきているのかもしれません。

ただ、考えてみるとこの知恵を間接的にでも与えたのは何を隠そう、林道開発や森林伐採と言う名の下に自然を破壊し続けた人間なのです。

結局は全ては人間のなすべき事、いつもこの言葉が出てきてしまいますが、これに尽きると思います。

よく考えてほしいものです。

森林の絶滅危惧種が絶滅するのもシカ君たちが殺戮されるのもまた自然が破壊されるのもどれも一切は望みません。
そう言った中で今まで大罪を犯してきた人間がただシカが増えすぎたという、それだけの問題にしてほしくはありません。
全てが共存できる、そう言った道を探してほしいと思います。

最後にこの本を近々購入して拝見するのを楽しみにしておりますが、題名だけに関して言うなら「全く気に入らない題名」です。
  1. 2006/10/23(月) 23:58:20|
  2. 所属団体会報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

10月17日付けの毎日新聞より

ここのところ、仕事も年末に向かい、忙しくなってきています。
新聞も毎日目は通すのですが、詳しくは休みの日にまとめてという感じです。

10月17日(火)付けの毎日新聞で気になる記事が載っていました。

その記事は以下の通りで成田空港建設に関係するものでした。

「成田国際空港の暫定平行滑走路(2180メートル)北伸に伴い、航空保安無線施設の移転が予定されていた滑走路南側地域の森林(千葉県芝山町)で、希少種の猛禽(もうきん)類・オオタカの生息が確認されていたことが分かった。成田国際空港会社は、延長する滑走路の北端に移設位置の変更を検討している。しかしオオタカ生息地は新設予定の東側誘導路にも近く、動物保護団体などは影響を懸念している。

 オオタカは生息地の環境悪化などから絶滅が危惧(きぐ)され、種の保存法で希少種に指定されている。

 同社は7月に公表した環境影響調査で生息を確認していたが、報告書では「猛禽類の営巣」と表現していた。オオタカと明記しなかったことについて、同社は「密猟などを防ぐため」と説明している。

 移設が予定されているのは、VOR(超短波全方向式無線標識)とDME(距離測定装置)を併設した施設で、航空機との方位や距離を測定し、電波で航空機に知らせる。滑走路の中心線を知らせる役割があり、通常、中心線の延長線上に設置される。

 同社は当初、滑走路北端にある施設を、北伸工事を機に南端に移す計画だった。しかし、オオタカへの影響を避けるため、北伸の先端部に移す方向で検討している。

 日本野鳥の会の金井裕主任研究員は「生態系の頂点にいるオオタカの確認は、周辺の環境が豊かであることを意味している。追跡調査などを行い、誘導路建設計画も慎重に行ってほしい」と話している。」
(毎日新聞・10月17日付け、夕刊の記事より)

しかし、こういったことが今更になってわかるのもおかしな話です。
事前の調査でわかっていながら、言葉巧みに隠していたとしか考えようのないことです。

7月発表で「猛禽類の営巣」を何故、「密猟などを防ぐため」に「オオタカの営巣が認められた」としなかったのか。

全く、お役所のなすべき事(成田空港会社とは言っても半分はお役所でしょう)はいつもこれだから困ったものです。

どちらにしても、当初の南側への無線施設移設の計画も北側へと変更を検討しているようですが、実際問題、うちも入会支援しているNPO法人・オオタカ保護基金によるとオオタカは36haの範囲で営巣、子育てを繰り返すとなっていることから、南側を単に北側にしただけで果たして良いのかどうか、また新設の誘導路も南側の営巣地とされる森林にかなり近いことから、根本的に計画をやり直すべきではないかと考えるのですが、・・・。

いろいろな専門家の意見も取り入れているでしょうが、こういったところはまずお役所寄りの専門家ばかりですから、はっきり言って信用なりません。

もう少し、全く関係のない、いわば第3者的な専門家も交えて議論するべき事ではないかと思います。

実際問題、うちが勤務する会社でも滑走路・誘導路築造でこのプロジェクトに関わっていますので、社内的にも情報を集め、また公的な情報も集めて、提案できる場があれば提案していきたいと考えています。

しかし、こういったことがどこからわかったのか、どうして今更持ち上がったのか、わかりませんが、今わからなかったら、そのまま計画を進めていたのでしょうか?

全く恐ろしい話です。

あとは空港会社の誠意ある対応を期待したいところです。
ネットで検索してもその後の対応については出ていないようですが、リアルタイムに新聞なり、サイト、HPなりに公表をしていくべきです。
  1. 2006/10/22(日) 18:07:35|
  2. 新聞
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ウェットランド中池見会報から

特定非営利活動法人・ウェットランド中池見の10月の会報が届きました。

DSCF111501.jpg


主な記事は中池見湿地の今後の保全に関することで、「中池見検討協議会」が終了したのを機会におおむねの方針が記されていました。

しかしながら、この「中池見検討協議会」、たったの2年で終了、かけがえのない自然の今後の方策、計画などを決めていくのに、たった2年で結論を出してしまうのはいかにも早すぎると言う印象を受けざるを得ません。

あまりに長く時間がかかるのも困ったものですが、やはり慎重にあらゆる可能性、影響その他、確実なデータを持って決めることを決めていってほしいものです。

そのためには調査、その他を考えても2年、あまりに早すぎませんか!と言いたくなります。

この中池見湿地は福井県敦賀市に位置し、地下40mもの泥炭層を持った、世界的にも例を見ない、様々な生態系に富んだ湿地であると言われています。

未だにラムサール条約の登録湿地になっていない事から、世界的にも地質その他の面でも注目をされているこの湿地ですから、早急の登録が必要かと思われます。

かつて、大阪ガスのLNG基地建設計画によって、消滅をしかけた、この湿地が今あるのは地元の方々や湿地を愛する人々、その他いろいろな人の努力があってのこそなのかと思われますが、現在その保全に関して、大筋の計画が決まってきたようでした。

願わくば、湿地周辺だけではなく、そのまわりの里山の保全もセットにして保全していく必要性もあるかと思いますが、文章から読み取れる限りでは示されているものの完全にと言うわけでもないような印象を受けました。

そして、一番重要なことは、湿地、またその周辺を都市公園として整備するという計画ですが、出来ることならば、自然公園としてそのままの今ある自然の状態で保全してほしいと考えます。

都市公園化となると必ず人間の手が入り、確実に生態系のどこかが壊れてしまいます。

今後もこの動向に関しては見守っていきたいと考えています。
  1. 2006/10/02(月) 22:31:54|
  2. 所属団体会報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

よしの88

Author:よしの88
全ては、かけがえのない自然、そして共に生きる生き物たちのために日々の新聞、所属団体の会報などから自然、環境などについて、幅広く取り上げていきます。
本来の目的は各所属団体のすばらしい会報を紹介することですが・・・。

リンク

このブログをリンクに追加する

カレンダー

09 | 2006/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。